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保定(ほてい) retention

保定

保定とは矯正治療によって動かした歯および顎をその状態に保持する事。保定は後戻り(リラップス)を防止する。

ブラケットを装着して歯を動かす治療を動的処置と言います。その後におこなうのが保定です。保定の定義は動かした歯をとどめるということです。しかし、実際には保定には終わりがありません。どこまで保定装置(リテーナー)装着していれば後戻りしないか?という事はいまだに明確になっていません。

 

アイ矯正では保定期間を4年と設定しています。しかし、4年後はどうするか?“たまには保定装置を装着してくださいね”とお願いします。中には継続的に半年に1度の割合で通って来られる患者様もいます。

では保定装置(リテーナー)について記載して行きます。

保定装置の種類

可撤式保定装置(自分で装着、取り外しができる)

・ホーレータイプリテーナー(Hawley type retainer)

構造は前歯部用いる唇側線(ワイヤー)と大臼歯のクラスプ、そして樹脂(レジン)で制作されている。

ホーレータイプリテーナーから派生したベッグタイプ、あるいはラップラウンドリテーナー(wrap round retainer)です。このリテーナーがもっともよく使用されます。それは噛む所にはワイヤーがありません。そのため適応範囲が広いです。副院長は一週間に一度水曜日の午後に恩師とペーパーワークと称してリンガルブラケットに関する事をまとめる仕事しています。その時の話にラッパーラウンドリテーナーの事がでました。ラッパーというと今の若者が歌うラップを連想します。しかし、英語のwrapこれはサランラップに近い、要するに歯列を周囲から包み込むという意味だったんです。ラップね!と笑ったそうです。

装着したところです。上がベッグタイプで下がホーレータイプです。

・クリアリテーナー

クリアリテーナーは最近よく使用されます。透明で見えないのでリンガルブラケットを使用した後に装着するリテーナーとしては最適です。機械があればその場で制作できます。

 

アイ矯正では上記2つのタイプのリテーナーを必ず作ってお渡しします。

 

・トウースポジショナー

軟質の高分子材料で作るマウスピース様の保定装置です。わずかな歯の移動は可能です。ただし、装着感は悪いです。

代表的な可撤式保定装置を示しました。取り外しができるという事は患者様ご自身の使用時間によってその効果は左右されます。

固定式保定装置

ワイヤーを歯に接着させる事で移動した歯の位置を維持するタイプの保定装置です。これは特に捻転などの戻りやすいと予想できる歯の保定に使用します。また可撤式だと取り外しができるために患者様の使用時間が問題になります。固定式だと患者様は取り外しできません。お口の中にワイヤーが接着したままになるので定期的にクリーニングする必要があります。外れた事を気づかない事もあるので注意が必要です。

 

アイ矯正では固定式の保定装置でも可撤式の保定装置を併用して制作します。成人矯正が多く、後戻りを絶対に阻止したい。さらに遠方の患者様が多いので装置を併用する事によって紛失などの予想できない事に対処できます。保定は重要です。なるべく長時間、長期間の使用をお願いします。

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