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北京招待口演旅行記

北京招待口演旅行記

12月1日から3日の2泊3日で中国北京に行ってきました

北京には2004年に北京大学歯学部矯正科と中日友好病院開院20周年記念で招待されて以来でした。その頃は北京オリンピック以前でした。北京大学歯学部の病院もこれから建て直すといった所でした。その時もリンガルブラケットの口演依頼でした。今回も同様です。私もかなり進歩した自分の治療法も紹介できました。

“Invisible treatment: Multilingual Bracket Treatment Fujita Method” というタイトルで口演しました。

この時は北京オリンピック前でした。空港もすべて違っていました。近代的に発展したのがすぐに感じとれます。その国よって歯科事情、医療の事情は異なります。健康保険制度がかなり影響します。

では口演旅行記として記載させて頂きます。

北京国際空港に到着してすぐの写真です。実は飛行機から外に出てすぐに少し大気の違いを感じました。天気が曇りで風がなければ大気汚染がひどいそうです。私を迎えに来てくれていた劉先生がすぐにマスクを購入してきてくれました。マスクをしている人は極わずかでした。中国の人は慣れているようです。マスクをしていなければ私はこんな感じです。

飛行機の注意ビデオに出てきたパンダです。あまりにかわいらしいので撮影してみました。翌日、口演会が始まりました。

今回のタイトルは ”Invisible treatment: Fujita lingual bracket and mushroom archwire” 80枚を超えるパワーポイントを準備しました。英語の口演と中国語の通訳がつきます。Fujita methodの成り立ちと症例を4症例、なるべく分かりやすく説明しました。

日本から招かれたのは私だけでした。あとは韓国からの先生たちでした。

中央の赤いネクタイが私です。中国は赤というイメージで選択しました。ほとんどがインプラント関係の発表が多く私にはとても興味深いものでした。中国では日本と違い企業が美容系の病院を経営しています。今回の招待はこの企業がおこなったものです。

社長とも話をしました。この社長さんは300の美容系病院を経営している企業家です。”先生、中国に来て治療について講義をしてくれませんか?””矯正治療しませんか?”と言われましたが、私は”突然の申し出です。考えてみますと”と返事をしました。中国の需要はすごいようです。美容をすると必ず歯並びについての要求がでるそうです。そこで矯正とインプラントの専門家を招聘したという事です。

大気汚染がおさまれば考えてみようか?きちっとした矯正治療を今教えてあげなければいけないと強く思いました。最初にいい加減なものが導入されるとその後の修正が大変です。中国の発展と変化には驚きました。

福井 只美
 

このブログの執筆者
福井 只美医師(日本矯正歯科学会指導医・認定医)

リンガルブラケットについては長年の経験があり、
自身で開発したダブルワイヤーテクニックを用いた治療を得意としております。                
矯正
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