Case No.244
出っ歯乱杭歯治療例
女性 20代 横浜市西区
治療例 No. 253 片側だけ八重歯 口もとの突出
来院時の写真
気になっている点(主訴): 八重歯 出っ歯
上顎右側犬歯が八重歯のようになっています。しかも片側だけです。その八重歯になっている犬歯の歯茎の付着位置がやや下がり始めています。このままですと歯茎が加齢とともに上方にあがってきてしまいます。前歯がわずかに翼状捻転しています。口もとも後方に移動させるために小臼歯を抜歯して治療する事にしました。
治療中の写真
治療経過をお見せします。正中線は一致しています。口もとが後方に移動した事はわかるかと思います。残念なのは右側の犬歯の歯茎の付着位置が上方にあがった状態はそのままです。八重歯はなるべく早く治療しないとこうなります。八重歯の上を被覆している骨は大変薄いです。そのために長い年月のブラッシングなどによって後退してしまいます。一度後退するともとに戻る事はありません。八重歯を治療したのでこれ以上の歯茎の後退はありません。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
片側性の犬歯低位唇側転位
わずかな八重歯だけと思われるかもしれません。しかし、実際には口もとの突出感があります。そこで患者様とよく話し合って小臼歯4本抜歯して矯正治療する事にしました。
抜歯部位 : 上下両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
八重歯はそのままにしておくと歯茎がさがってしまいます。治療前にその傾向はすでにありました。八重歯をおろしてくる時はもっとも弱い力で牽引する必要があります。
治療期間 : 29か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より