Case No.348
出っ歯上下顎前突治療例
女性 20代 横浜市鶴見区
治療例 No. 356 口ゴボ 口もとの突出 横顔
来院時の写真

気になっている点(主訴): 出っ歯 口ゴボ
この患者様も前回No.355と同じ口ゴボを気にしての来院でした。大学病院の口腔外科医のご紹介でご兄弟で治療させて頂きました。私が矯正歯科を始めた頃にはこの“口ゴボ” “ゴボ口”と言った言葉はありませんでした。これは口もとがゴッボとしているという大変厳しい所から来ているようです。口ゴボの治療は出っ歯を治療する事が得意なリンガルブラケット(裏側矯正)の出番ですね。
治療中の写真

上顎が右側はインレー(金属が充填)されている第二小臼歯を抜歯しました。他の歯は第一小臼歯を抜歯してリンガルブラケットで治療しました。なるべく過去に治療の痕がある歯を抜歯して治療します。
口元はしっかりと後方に入り、とても綺麗な横顔になりました。御本人も大変喜んでくれました。
口ゴボの患者様には上下小臼歯の抜歯が必要になります。骨格は手術しない限りは治りません。口ゴボは手術の適応になる事はありません。そこで上下の前歯を内側に移動する事によって口もとの突出感が消えます。しかも相対的に鼻が高くなり、きれいな横顔になります。口ゴボではE-lineを引く事もできません。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
下顎後退を伴う上下顎前突
骨格的にも上顎前突の傾向が見られました。上下の前歯が前方に傾斜していました。
抜歯部位 : 上顎右側は第二小臼歯、左側は第一小臼歯、下顎は左右第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケットのみ、アンカースクリュウは使用していません。
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
リスクは特に考えられません。
治療期間 : 24か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より