Case No.342
受け口乱杭歯治療例
女性 40代 横浜市保土ヶ谷区
治療例 No. 350 乱杭歯 反対咬合
来院時の写真
気になっている点(主訴): 乱杭歯 翼状捻転 反対咬合
上顎前歯部乱杭歯、叢生状態です。中切歯は日本人に多い翼状捻転です。翼状捻転している前歯は幸いな事に削れたり、割れたりしていませんでした。この状態はとても危険です。また下顎臼歯部には金属による修復が多く見られます。リンガルブラケットで治療開始しました。
治療中の写真
抜歯が必要でした。そこで金属が充填している下顎第二小臼歯、上顎は第一小臼歯を選択しました。かなり治療が進んだところです。金属の冠が被さっている歯は大臼歯なので抜歯はしません。冠が被さっていても矯正治療は可能です。ここまで約2年の治療期間がかかりました。見た目はすでにきれいな歯並びです。矯正治療は40代でももちろん可能です。とてもよい結果だと思います。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
叢生を伴う反対咬合
前歯部は乱杭歯で反対咬合です。また口もとはいわゆる“しゃくれ”てはいませんが、出ています。そこで抜歯することで乱杭歯の排列、反対咬合、口もとの改善をリンガルブラケットで治療す事にしました。
抜歯部位 : 上顎は第二小臼歯、下顎は第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
考えられる副作用はありません。過去にう蝕の治療痕が多いのでブラッシングに注意が必要ですが、リンガルブラケットは表側からの一般的なブラケットと違い、常に唾液が還流する場所にあります。う蝕にはなりにくい環境です。それでも毎回PMTCはおこないました。
治療期間 : 24か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より