Case No.311
上下顎前突治療例
女性 20代 横浜市鶴見区
治療例:No.319 上下顎前突 口もとが出ている
来院時の写真
気になっている点(主訴): 口もとが出ている
口もとが出ている事を気にされて来院されました。一般歯科では正常咬合だ、治療する必要はないと言われたそうです。しかし、これは不正咬合です。上下顎前突です。上下とも前歯が前方傾斜しているためにデコボコなどはありません。きれいに並んでいます。この歯並びだと唇で歯をおおう事が難しく、歯肉が乾燥しやすいです。歯周病やう蝕になりやすくなります。また外傷で歯をぶつけたりもします。
最近は虫歯の減少から一般歯科医が矯正治療をやりたがる傾向があります。しかし、矯正歯科医は虫歯の治療などの一般歯科をおこないません。それは歯科医になってから矯正治療の勉強しかおこなわなかったからです。裏を返せば一般歯科医に矯正治療はできない。難しいということです。矯正治療は大学を卒業した後に修得する治療です。長い期間研鑽を積む必要があります。簡単にはできません。
治療中の写真
上下顎前突はリンガルブラケット舌側矯正(裏側矯正)がもっとも適した不正咬合です。前歯を内側に移動させる事は得意です。上下左右第一小臼歯を抜歯して前歯を内側に移動させました。きれいな横顔になりました。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
上下顎前突
上下の前歯が著しく前方に傾斜しています。
抜歯部位 : 上下左右第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット アンカースクリュウなどは使用していません。
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
リスクはありません。弱い力で前歯を牽引しました。歯根吸収は起きませんでした。
治療期間 : 24か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より