Case No.260
乱杭歯治療例
男性 30代 神奈川県鎌倉市
治療例 No. 268 八重歯 乱杭歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 八重歯
上顎右側に八重歯があります。歯茎が下がってしまい歯冠部が長く見え始めています。このままいくと抜歯の対象になってしまいます。手前の側切歯はかなり摩耗してしまっています。
治療中の写真
上顎は左右第一小臼歯、下顎は右側は第一小臼歯、左側は金属のつめ物がされていた第二小臼歯を抜歯しました。上下リンガルブラケットで治療をおこなっています。アンカースクリュウなどは使用していません。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
乱杭歯 八重歯
右側に限局した乱杭歯と八重歯が見られます。これは乳歯の交換が左右対称におこらなかったのがおそらく原因です。先に交換が起きた方の歯は排列しますが、あとで起きた方は永久歯が排列するスペースがありません。
抜歯部位 : 上顎両側第一小臼歯、下顎左側第一小臼歯、右側第二小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
う蝕で治療された歯が多く存在していました。最近は歯型を取らずにレジン(樹脂)で充填できます。従って治療中も一般歯科で治療する事が可能です。これ以上はう蝕を作らないように毎回来院時にブラッシング指導、スケーリングを行います。
治療期間 : 30か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より
上顎右側側切歯の先が摩耗してありませんでした。写真でわかりずらいですが斜めに大きく削れています。そこで治療中にこの歯が正しい位置に排列し始めた時に一般歯科の先生にレジンを削れた部分に加えて頂きました。今は歯の切縁でも充填できます。以前はすぐに取れていました。