Case No.117
乱杭歯非抜歯(仮)
男性子ども 10代
治療例No.122 小学生でもリンガルブラケット 乱杭歯 非抜歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 出っ歯 乱杭歯
まだ第二大臼歯がはえていない患者様です。
中学生の男子です。私がリンガルブラケットで治療したもっとも若い患者様は実は小学校6年生の
女子でした。彼女は今どうしているだろうか?なんて思い出すこともあります。
若年者から矯正治療を始めると、明らかに歯を抜かずに済む確率が増えます。
これは第2乳臼歯がその後はえかわる第2小臼歯よりも大きく
その差し引きしたスペースを矯正装置でコントロールすることによって保持しておくことができます。
これをリーウエイスペースとかEスペースと呼びます。
さらに成長発育をコントロールしながら治療することによって素晴らしいゴールを手に入れられます。
成人矯正の難しさは逆にこれがありません。でも何とか目指すゴールを同じにできるようにしています。
治療中の写真
犬歯まですべての歯がはえそろって終わりになります。
第2大臼歯がはえてきました。この歯12歳から14歳ごろにはえてきます。
アイ矯正ではこの第2大臼歯がはえてきて終わりになります。
歯を抜かずにきれいな歯並びになりました。
本人もよくがんばって通ってくれました。
現在は学校や取り巻く環境によっていろいろなことがあるようです。
矯正治療はしたいけど周りのお友達がしていないので目立つのが嫌だ。
逆に目立ちたいなど多様です。
またお母さまも子供の装置が見えるとかわいそうになってしまうので見えない装置で
という方もいます。なるべくストレスなく過ごしたいものですね。
掲載に協力してくださってありがとうございました。
もちろん表側に装置をつけていません。アンカーインプラントも使用していません。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
将来、叢生を伴う上顎前突になる症例 予防矯正 抑制矯正
上下第二乳臼歯が残っています。この歯の脱落によってEスペースを得る事ができます。このスペースを利用して積極的な歯の排列をリンガルブラケットを用いておこないます。
抜歯部位 : 非抜歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
成長発育に合わせて治療を進めていくために全体としての治療期間は長くなります。しっかりと患者様と話し合って理解を求めながら矯正治療を行う必要があります。
治療期間 : 24か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より