Case No.206
出っ歯上下顎前突治療例
女性 20代 神奈川県平塚市
治療例No.215 上下顎前突
来院時の写真
気になっている点(主訴): 口もとの突出感 上下顎前突
口もとの突出感を解消したいというのが治療希望(主訴)でアイ矯正歯科クリニックに来院されました。写真で見るときれいに並んでいるように見えます。これが上下顎前突の特徴です。上下前歯が前方に傾斜しているために歯列が拡大しています。そのためにデコボコなどはおきません。非抜歯で治療した方の中には“歯は排列したのでけれど口元が飛び出した”というセカンドオピニオンに来られた方がいます。抜歯しない限りは効果的に口もとを後退させる事はできません。口もとの突出感のあることを“ゴボ口”と言われる患者様もいます。
治療中の写真
上顎の第一小臼歯だけを抜歯しました。下顎は抜かなくてもリンガルブラケットで治療した場合、前歯が内側に移動して来ます。これがリンガルブラケットで歯を動かす場合の特徴です。従って抜歯する歯の本数が減少します。上下前歯ともにビッシっと後方に移動して来ました。口もとも後退してさらにきれいになりました。1か月に1度来院して頂いてブラケットがはずれるまで28か月かかりました。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
上下顎前突
上下前歯共に前方に傾斜しています。口もとの突出があります。
抜歯部位 : 上顎両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
前歯部の移動距離が長くなります。歯根吸収には注意が必要です。
治療期間 : 28か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より
上顎第一小臼歯を抜歯してリンガルブラケットで矯正治療しました。下顎は抜歯していません。下顎前歯は抜歯しなくても内側に傾斜してきます。これがリンガルブラケットの特徴です。すべての治療は裏側から治療しました。アンカースクリュウは使用していません。矯正治療前にリスクである歯根吸収の説明をさせて頂き、ご理解して頂きました。ブラケット撤去時のレントゲン写真からは歯根吸収などは認められませんでした。治療費総額は税込みで135万円でした。36回まで無利息、手数料金なしの分割払いが利用可能です。審査などもありません。アイ矯正と患者様のお約束です。治療結果に満足して頂きました。ありがとうございました。これから保定期間に入ります。リテーナーをなるべく長期間、長時間使用して頂くよう指導しました。