Case No.288
受け口治療例
男性 10代 海老名市
治療例 No. 296 反対咬合 下顎前突
来院時の写真
気になっている点(主訴): 受け口
アイ矯正歯科に海老名市から来院されました。12歳9か月の中学一年生男子です。反対咬合(下顎前突)をリンガルブラケットを用いた見えない歯列矯正を希望していました。お口の中の写真を見るとデコボコ、乱杭歯などはなさそうです。しかしよく見て頂くと、歯の本数が少ないです。レントゲンを見て下さい。上顎右側は犬歯と第一小臼歯、左側は第一小臼歯がはえていません。下顎も第二小臼歯がはえていません。まだ乳歯です。中学一年生ではこういった症例はあります。歯のはえかわりが遅いとこうなります。
治療中の写真
永久歯がすべてそろうまではリンガルアーチを使用して反対咬合の治療を約2年おこないました。その後は排列するスペースが極端に不足していたので八重歯や乱杭歯になりました。そこでリンガルブラケットに切り替えて矯正治療しました。外科手術はおこなっていません。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
下顎前突
なるべく早く反対咬合を正常なかみ合わせにする必要があります。このままだとさらに悪い状態になります。骨格性へと移行してしまいます。また永久歯が萌出するスペースがたりません。上下第二小臼歯を抜歯してリンガルブラケットで治療をおこないました。
抜歯部位 : 上下左右第二小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット(フジタメソッド)
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
永久歯が自力で萌出してくるか?が心配でした。萌出のためのスペースは大変不足していました。また今後の思春期性の成長時期に下顎骨が前方に成長すれば、外科矯正も考えられました。とてもきびしい症例でした。
治療期間 : リンガルブラケットを接着して29か月でした。トータルでは3年半ほどでした。
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より