Case No.51
乱杭歯過蓋咬合治療例非抜歯(仮)
女性 30代 横浜市鶴見区
治療例No.55 非抜歯 叢生 癒合歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 乱杭歯 かみ合わせが深い 過蓋咬合 八重歯
かなり叢生があります。
上顎右側の犬歯を失っています。下顎は右側の側切歯と犬歯が癒合歯です。
癒合歯(ゆごうし)とは2本の歯がくっついた状態の歯のことです(緑のサークルと長方形)で表しています)。
これは本来の2本分の歯の大きさはありません。1本の歯にしてみると大きいです。
従って上下の歯の大きさのバランスは悪いです。
成人の矯正治療にはこうしたコンデイションの悪いところから始める場合が多々あります。
これに驚くことではありません。
この状態からどうやって良い状態を導くかというのが私たちの仕事になります。
治療中の写真
いかがでしょうか?
あと少しで装置を外すことができます。
深かった噛みあわせも改善し下の前歯が良く見えるようになりました。
ここまでに何と一年です。
よくリンガルブラケットは治療期間がかかると言われたという話をお聞きします。
それが真実でないことは証明できました。
今回も不要なアンカースクリュウなどは使用していません。外科処置は行っていません。
表側に装置をつけることもありませんでした。
掲載に協力してくださいましてありがとうございました。
参考にしてください。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
癒合歯 過蓋咬合
下顎前歯部に癒合歯があります。非抜歯でリンガルブラケットを用いて矯正治療をおこないました。
抜歯部位 : 非抜歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
注意するほどのリスクはありません。癒合歯は2本の歯が癒合しています。しかし、その大きさは2本分ありません。従って上下の歯の大きさのバランスが悪くなります。これをtooth size ratioと呼びます。
治療期間 : 20か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より