Case No.239
乱杭歯過蓋咬合治療例非抜歯(仮)
男性 30代 名古屋市
治療例 No. 248 叢生 噛み合わせが深い 非抜歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 乱杭歯 叢生 深い噛み合わせ
激しい叢生があります。この患者様は上顎左側の中切歯が歯ぎしりのために斜めに削れてしまっています。下顎前歯部は叢生で、さらに下顎の歯列弓の幅が狭いためにふたを被せたような噛み合わせ、過蓋咬合(噛み合わせが深い)になっています。リンガルブラケットで矯正治療を希望されて来院されました。
治療中の写真
治療途中のお口の中です。叢生が解消し、同時に深い噛み合わせも改善しました。とてもよい状態です。斜めに削れた前歯はレジン(樹脂)を添加しました。形態修正しました。あと少しで装置がはずれます。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
乱杭歯 過蓋咬合
特に下顎の叢生が激しいです。さらに歯列弓の幅が狭くそれが原因で噛み合わせが深くなっています。そのために前歯の切縁が摩耗していました。寝ている間に歯ぎしりをしている事を疑います。
抜歯部位 : 非抜歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
前歯部に著しい叢生状態があります。前歯を排列した後にブラックトライアングルが現れる事があります。これは歯がはえて来るときに歯の周りの骨が成長できなかったために起きます。乱杭が重篤だと隣接した歯に邪魔されて骨は成長できません。これが原因です。
治療期間 : 15か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より
大変難しい症状でした。リンガルブラケットはでは深い噛み合わせだと上顎前歯の裏側に装置が接着できません。徹底的に下顎を治療した結果、上顎にも装置を装着する事ができました。非抜歯で治療をおこないました。あともう少しで装置をはずせます。遠方よりの来院に感謝しています。