Case No.199
出っ歯乱杭歯開咬治療例
女性 10代 横浜市旭区
治療例No.208 開咬 筋機能訓練 ポッピング
来院時の写真
気になっている点(主訴): 噛めない 開咬
噛めないという事の治療を希望されてアイ矯正歯科クリニックに来院されました(主訴)。噛んでも大臼歯だけしか噛んでいません。重篤な開咬です。開咬の患者様の中にはこの方のように下顎の歯列弓が広い方が多くいます。これは舌が下顎の中にいつもある状態、これを低位舌といいます。この状態でいると下顎歯列は拡大してそのために下顎には叢生などはありません。逆に上顎の歯列は下顎に比べて狭くなっています。そこで八重歯になっていると考えられます。こういった患者様の場合は正しい舌の安静位や正しい嚥下や咀嚼の練習をしてもらう事によって舌の動作が正常になり、不正咬合を根本から治療できます。
治療中の写真
上の写真は舌が口蓋を圧排して上方に挙げられる状態です。これをができるようになるとポッピングと言って舌でポン、ポンと鳴らすトレーニングや嚥下の練習をします。その甲斐あって彼女の前歯は噛んで来ています。
小臼歯を抜歯して上下前歯を内側に傾斜してきました。これも開咬の治療には有効です。あと少しでブラケットがはずせます。
アイ矯正歯科クリニックでは筋機能訓練は毎回、同じ衛生士がその進行状況をチェックしてその動作の確認をします。正しい咀嚼、嚥下はこの歯並びを安定させるのに重要です。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
八重歯を伴う開咬
舌の位置が低位舌です。また嚥下などの時に舌が前歯の空間に飛び出てきます。そのために噛んでいない状態になっています。
抜歯部位 : 上下顎両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
開咬は後戻りの多い不正咬合です。その原因が多岐にわたっているからです。発語、嚥下などの舌の動作が開咬をつくっている事があります。筋機能訓練を併用して開咬の後戻りが起きないように注意します。
治療期間 : 32か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
患者様の声
丁寧な説明、治療をして頂きました。スタッフの方々も笑顔でとてもやさしかったです。待ち時間もなくいつもすぐに呼んで頂きました。ありがとうございました。
FROM DOCTOR担当医より
筋機能訓練法とリンガルブラケットによる治療をおこないました。とてもよい状態になりました。アイ矯正歯科クリニックは開咬の患者様が多いです。開咬は様々な原因が考えられる不正咬合です。難易度が高いです。上下の前歯を後方に移動させるために上下の小臼歯を抜歯しました。後戻りの多い不正咬合です。しっかりと保定装置を使用するように指導しました。リンガルブラケットの装着期間は約30か月で治療費は135万円でした。