Case No.55
出っ歯過蓋咬合治療例
女性 20代 横浜市鶴見区
治療例No.59 重篤な上顎前突 出っ歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 出っ歯
出っ歯を治したいと東京都からの患者さんです。20代の女性です。
特徴的なのは下顎左側の第一大臼歯が残根になっています。
残根というのは虫歯になって根だけが残っている状態です。
この歯は治療不可能です。
そのためにすぐ後ろにある第2大臼歯が前に倒れながら内側に入っています。
これではブリッジも入れ歯にもすることができません。
1歯欠損の場合はお勧めはインプラントです。前後の歯を削らなくてすみます。
患者さんは、とても小顔できれいな顔だちをしていますが
上下の歯列が前後にとても長いのが問題です。
このためかなりの上顎前突になっています。
治療中の写真
下顎の大臼歯も排列しました。
これならインプラントを含め治療ができます。
また出っ歯が改善しました。
もうすこし左側の歯を噛ませたら装置を外すことができます。
歯が出ているのを治療するのはリンガルブラケットの得意なところです。
東京都からの患者さんは少なくありません。
時間をかけて通っていただいてありがとうございました。
装置を表につけること
アンカースクリュウなどは使用していません。外科手術は行っていません。
出っ歯でお悩みの方是非拝見させてください。
掲載に協力していただいてありがとうございました。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
上顎前突
厳しい上顎前突です。しかもキーになる下顎第一大臼歯が保存不可能でした。上顎小臼歯を抜歯してリンガルブラケットで矯正治療しました。
抜歯部位 : 上顎両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
出っ歯は歯と歯肉が露出してしまい乾燥してしまいます。そのためにう蝕、歯周病に罹患しやすくなります。また下顎第一大臼歯が保存不可能でした。第二大臼歯を排列しインプラント、ブリッジの治療が可能になりました。
治療期間 : 29か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より