Case No.361
出っ歯乱杭歯治療例
20代 横浜市神奈川区
治療例 No. 369 下顎後退 口ゴボ
来院時の写真

気になっている点(主訴): 出っ歯 乱杭歯
見ての通りです。出っ歯と乱杭歯です。さらに下顎左側第一大臼歯が崩壊しています。この歯がもつか?どうかが問題でした。下顎骨の劣成長により口ゴボと言われる状態でした。しかし、手術をして下顎骨を前に出すのは、下顎前突で下顎骨を後方に移動させるのとは違い、安定が難しいので行わない事にしました。また、手術は患者様も望んでいませんでした。
治療中の写真

治療前後の側面頭部X線規格写真を示します。右が治療後です。口もとが後退した事によって相対的に鼻が高く見えます。骨格の問題があるのでこれが限界でした。
DIAGNOSIS
院長 福井の診断ノート
院長 福井の診断ノート
診断名 :
骨格性上顎前突
下顎が後退している事による骨格性上顎前突でした。日本人の特徴です。欧米の白人に比べて下顎骨の成長が悪いために起きます。これが日本人にもっとも多い骨格性上顎前突です。
上顎左右第一小臼歯を抜歯して改善しました。
抜歯部位 : 上顎左右第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット アンカースクリュウなどは使用していません。
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
リスクはありませんでした。下顎左側第一大臼歯は保存可能でした
治療期間 : 24か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
FROM DOCTOR
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担当医より
骨格性の問題を前歯を内側に移動する事によって改善しました。しかし、上下の顎骨の位置には変化がないのでこれが限界だと思っています。