Case No.352
乱杭歯治療例
女性 20代 横浜市鶴見区
治療例 No. 360 八重歯 乱杭歯 乳歯 左右非対称
来院時の写真

気になっている点(主訴): 乱杭歯
上顎は左側だけ完全にブロックアウトされた八重歯になっています。ブラッシングできない部分ができてしまいます。下顎は前歯が内側に傾斜して歯列がボックス型になっています。上顎右側の銀歯は第2乳臼歯です。この歯の後継永久歯は第二小臼歯ですが、先天欠如しています。この第二小臼歯は先天欠如の好発部位です。今回はこのままにして治療する事にしました。実際、乳歯がかなりの期間保存できる事が多くあります。リンガルブラケット(裏側矯正)で治療しました。
治療中の写真

八重歯は治りました。下顎の歯列もきれいなU字型になりました。あと少しでブラケットを外す事ができます。乳歯も問題ありませんでした。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
乱杭歯
おそらく乳歯だった時に左右対称に抜けなかった事が原因です。そのために片側だけ大きく排列するスペースが不足して八重歯になりました。
集中して治療する事で抜歯症例も短期間で治療できるようになりました。2年を超える症例はわずかです。
抜歯部位 : 上顎左側第一小臼歯のみ、下顎左右第二小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
リスクはありません。このまま八重歯にしておけばブラッシングできない不潔部位が残ります。また八重歯は外に飛び出して、膨らんでいるために骨の被覆が薄くいずれは八重歯である犬歯を抜く事になります。犬歯は特別な歯で前歯の中ではもっとも歯根が長くて大切な歯です。
治療期間 : 16か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より