Case No.333
出っ歯開咬治療例
女性 30代 東京都大田区
治療例 No. 341 出っ歯 開咬 かみ合わせ
来院時の写真
気になっている点(主訴): 出っ歯 かみ合わせ 開咬
大変珍しい症例です。まず上顎歯列には小臼歯がありません。第一小臼歯、第二小臼歯の4歯がありません。短縮歯列と呼んだりするようです。そして下顎も左側第二小臼歯がありません。右側はすべてそろっています。そのために右側は交叉咬合(反対咬合)になっています。また大きなクラウン(冠)装着されています。あまり良くない感じです。全体的にほとんどの歯が噛んでいません。診断名の着けずらいunusually caseです。
治療中の写真
上顎の大臼歯を排列させました。下顎は喪失している第二小臼歯の場所を作り最終的には後方の第一大臼歯から延長ブリッジにする予定です。以前とは違い歯が噛み始めています。成人矯正を中心におこなっているアイ矯正には様々な患者様が集まって来ます。すでに起きてしまっている所からなるべくよい状態を目指して治療しています。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
上顎小臼歯のない開咬症例
上顎小臼歯がどうしてなくなったか?ご本人もはっきりしていないようですが、小学校の時に抜歯して矯正治療をした記憶があるそうです。しかし、小臼歯をすべて抜歯して治療するという診断?を立てるとは思われません。不思議な感じがします。
歯列弓を整えて交叉咬合を治しました。
抜歯部位 : 抜歯はしていませんが、小臼歯が上下で5歯ありませんでした。
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
リスクはありませんが、咬合が改善できるか不安でした。小臼歯が5歯ない症例を担当した事は過去にありませんでした。一生懸命治療しました。結果は成功したと思います。
治療期間 : 26か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より