Case No.303
開咬治療例
女性 10代 横浜市戸塚区
治療例:No. 311 前歯部開咬(ぜんしぶかいこう)
来院時の写真
気になっている点(主訴): 前歯で物が噛めない 開咬(かいこう)
奥歯は噛んでいても前歯は開いている。噛んでいない。これを開咬(かいこう)と言います。歯は噛むために萌出してきますが、噛んでいないという不思議な状態です。不正咬合の中では大変めずらしい不正です。前歯は前方に傾斜していて口もとは出ています。前歯部開咬は噛めないというだけではなくて、前歯が突出しているために前歯部の粘膜が乾燥しやすく、歯周病や虫歯の原因になります。同時に口もとが出てしまい横顔に問題が起きます。
開咬の患者様はアイ矯正にはとても多いです。難症例です。
治療中の写真
上下第一小臼歯を抜歯しました。そのできたスペースに前歯を内側移動させました。しっかり噛んでいます。口もとの突出感もなくなり、きれいな横顔になりました。ずべての治療は舌側矯正(裏側矯正)リンガルブラケットで行いました。アンカースクリュウなどは使用していません。
DIAGNOSIS
院長 福井の診断ノート
院長 福井の診断ノート
診断名 :
前歯部開咬
上下の前歯が前方に傾斜していた事が原因だと診断しました。そこで小臼歯を抜歯して内側移動させる事にしました。
抜歯部位 : 第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
考えられるリスクはありません。治療後のレントゲンから歯根吸収も認められませんでした。
治療期間 : 22か月
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
FROM DOCTOR
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担当医より