Case No.296
出っ歯開咬治療例
女性 20代 東京都大田区
治療例 No.304 前歯部開咬 前歯で噛めない 口もとが出ている
来院時の写真
気になっている点(主訴): 開咬 前歯で噛めない 口もとが出ている
典型的な前歯部開咬症例です。口もとも突出しています。横顔のレントゲン写真(セファログラム、側面頭部X線規格写真)からも鼻よりも口もとが出ているのがわかります。
開咬は不正咬合でもっとも難しいく、不正咬合の中で最も出現率が低いです。歯は本来は噛むためにはえてきます。これが噛んでいないというのが難しさを表しています。
前歯部開咬は上下顎前突がさらに悪化するとなるというイメージを私は持っています。前歯を内側に移動させる事で解決できます。そのためには第一小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯する事にしました。
治療中の写真
上下第一小臼歯を抜歯させて頂きました。前歯が内側に移動し噛んできました。開咬はリンガルブラケットがもっとも適した治療法です。一般的な表側のブラケットで矯正治療するよりも効果が高いです。
横顔が改善しました。歯並びよりも横顔を気にされている患者様は多くいます。歯のレントゲンから歯根吸収はありませんでした。下顎の第三大臼歯(親知らず)が水平埋伏しています。患者様のご希望をお聞きして口腔外科で抜歯して頂く事を勧めました。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
前歯部開咬
典型的な前歯部開咬症例です。上下前歯が前方に傾斜しているために口もとが突出しています。横顔を改善す必要があります。上下第一小臼歯を抜歯してリンガルブラケットで治療をおこないました。
抜歯部位 : 上下顎第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
リスクはありません。上下前歯を内側に入れる事で上下口唇の閉鎖が容易になります。前歯部粘膜の乾燥を防ぐことができます。歯周病、虫歯の予防になります。横顔がとてもきれいになりました。治療後のレントゲン写真から歯根吸収は認められませんでした。
治療期間 : 24か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より