Case No.280
乱杭歯治療例
女性 20代 横浜市鶴見区
治療例 No. 288 下顎第二小臼歯の先天欠如 低位乳歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 下顎第二乳臼歯の晩期残存
下顎の第二小臼歯の先天欠如はよくあります。この患者様もそうです。こういった場合は第二乳臼歯(緑枠)の晩期残存が見られます。通常は第二乳臼歯が脱落すると第二小臼歯と生えかわります。しかし、その第二小臼歯がありませんでした。このままにしておけばインプラントあるいは入れ歯、ブリッジなどの処置が必要になります。そこで矯正治療をおこないました。
治療中の写真
上顎は第一小臼歯を抜歯、下顎は第二乳臼歯を抜歯しました。第二乳臼歯の抜歯した場所を閉鎖しました。これならインプラントなどは必要ありません。リンガルブラケットで矯正治療をおこないました。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
叢生、下顎第二小臼歯の先天欠如
上顎に叢生がありました。上顎側切歯が内側に入り込んでいました。下顎は第二小臼歯が先天欠如していました。第二乳臼歯が晩期残存しています。その第二乳臼歯は低位乳歯と言われる状態でした。第二乳臼歯は骨と癒着して動けない状態です。高さも低いです。これは乳歯が骨に癒着したためにその部分の骨が成長できなかった。また第二小臼歯が欠如しているために骨が上方に成長できなかった事も考えられます。
抜歯部位 : 上顎両側第一小臼歯、下顎第二乳臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット(フジタメソッド)
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
下顎第二乳臼歯は先天欠如している第二小臼歯よりも大きな歯です。そのための隙間が残ってしまう事があります。
治療期間 : 24か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より