Case No.53
乱杭歯治療例
男性 20代 横浜市鶴見区
治療例No.57 前歯部の乱杭歯がすごい症例です。
来院時の写真
気になっている点(主訴): 乱杭歯
前歯部が叢生(でこぼこ)、乱杭歯、しかも治療した跡(歯科治療歴)がいっぱいあります。
歯科治療歴があるのは成人の患者さんでは当然のことです。
今まで生きてきた証というところでしょうか。
こういった条件でも、もっとも良い状態を目指すのが成人矯正です。
上の前歯は完全に重なっています。
完全に重なっている場合はこれをずらして排列するのは不可能です。
どちらか良い歯を選んで残して排列します。前歯でも抜歯します。
完全に重なっていなくて少しでもづれていれば排列は可能です。
この症例の場合、重なっている歯がすでに差し歯になっていました。
これだと差し歯になっている歯は健全な無傷な歯よりも価値がありません。
そこでこの歯を抜くことになりました。
もちろん上下リンガルブラケットでの治療です。
治療中の写真
どうですか?同じ人?っと疑ってしまいますよね。
でももちろん同じ人です(デジカメは条件によって見え方が変わるので難しいです)。
とてもうまくいきました。
あと少しでブラケットがはずれます。
患者さんも大変喜んでくれました。
抜歯以外の外科処置、アンカースクリュウなどは使用していません。表側には装置は一切使用していません。
このことはアイ矯正歯科が約束します。
" アイ矯正にはなぜこんなに難しい症例ばかり集まるんだろうね?"
" そのお陰でやりがいがありますけどね"
こんな会話をスタッフとすることがあります。
やりがいは本当にあります。いつも高いハードルを越えるような治療ばかりです。
あきらめないでくださいね、その状態からもっともベストなのは何か?考えるのが仕事です。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
乱杭歯
完全に前歯が重なっています。差し歯になっていた中切歯を抜歯して側切歯を少し大きくして反対側と合わせました。他は小臼歯を抜歯しました。リンガルブラケットで矯正治療しました。
抜歯部位 : 上顎右側中切歯、左側第一小臼歯、下顎両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
どの歯を抜くかが難しい判断になります。もっとも価値のない歯はどれか?この患者様の場合は中切歯(一番前の前歯)でした。治療痕が多くありました。毎回来院時にブラッシング指導、スケーリングを行います。
治療期間 : 30か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より