Case No.69
乱杭歯治療例
男性 30代 横浜市鶴見区
治療例No.73 乱杭歯 八重歯
来院時の写真
気になっている点(主訴): 乱杭歯 八重歯
上顎の前歯は完全に重なっています。
こうなると中に入っている前歯を抜くのか?
第一小臼歯を抜くのか考えるところです。
歯の形を考慮しなければなりません。
上下の歯列が狭窄しています。これはこの患者様の個性という事もありますが
少し拡大する必要があります。
その結果、中には入っている真ん中から2番目の側切歯を抜歯して排列する事にしました。
治療中の写真
側切歯を抜歯すると中切歯の隣に犬歯が排列します。
この患者様の場合は問題ありませんでした。
抜く歯の選択は間違いなかったようです。
こういう矯正治療を unusually extraction case と呼びます。
普通ではないと言う意味です。普通は小臼歯抜歯です。
難しいければ難しいほど治療のしがいがあります。
アンカースクリュウなどは使用していません。
上の最後方臼歯にだけ表側に装置を装着させていただきました。
今はこれすら行っていません。すべて裏側で解決しています。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
重度な叢生
完全に側切歯が内側にブロックアウトされています。この側切歯2本を抜歯してリンガルブラケットで矯正治療しました。
抜歯部位 : 上顎側切歯 下顎第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
側切歯を抜歯すると中切歯の横に先の尖った大きな犬歯が来ます。これを嫌がる患者様にはこの診断はできません。充分に説明し納得して頂く必要があります。
治療期間 : 30か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より