Case No.176
出っ歯過蓋咬合治療例
男性 20代 新潟県新潟市
治療例No.185 過蓋咬合 深い噛み合わせ
来院時の写真
気になっている点(主訴): 過蓋咬合 深いかみ合わせ
新潟市から頑張ってよく通ってくれました。大変深い噛み合わせです。これを矯正では過蓋咬合と言います。よく裏側の治療で上顎の前歯のリンガルブラケットが下の前歯とぶつかるので治療できないと言われます。
そんな事はありません。できます。もしこの治療を表側の一般的なブラケットでおこなっても、今度は下の前歯には装置が接着できません。上の前歯とぶつかってしまうからです。実は同じことが言えるのです。
どうして噛み合わせが深くなっているのかをしっかり分析して、そして対処すれば治療は可能です。
上下リンガルブラケットでの治療開始です。
では治療が仕上がってきた状態をご覧いただきます。
治療中の写真
如何でしょうか?下の前歯はしっかりと見えています。正中線も合っています。これなら装置を外せますね。はずす日は朝一番で新潟から新幹線で来てくれます。
これから保定です。リテーナーをしっかり使ってください。毎月の来院は必要ありませんが4か月に1度定期的に来てください。いつまでもきれいな笑顔で周囲の人を明るくしてあげてください。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
過蓋咬合 上顎前突
上顎が蓋(ふた)を被せたように下顎歯列をおおっています。これは上顎前突(出っ歯)の仲間になります。上顎前歯が後方にお辞儀しているように傾斜しているのが原因です。
抜歯部位 : 上顎両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
特にリスクはありません。う蝕、歯周病に関しては毎回来院時にブラッシング指導、スケーリングを行います。
治療期間 : 30か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
患者様の声
丁寧に治療をして下さったので
通院しやすかったです。
担当医より
六大学で野球部に所属していました。すらっとした好青年です。アイ矯正歯科クリニックに来るのにかなりの荷物をもって坂道を走って登って来られたことがあります。これにはスタッフ全員で驚きました。
上顎前歯の傾斜角度をまず最初に治療しました。そして伸びあがっているような下顎前歯を下にさげました。平坦化しました。治療した上顎前歯の傾斜角度を維持するように後方へ移動させました。達成感のある難しい治療でした。遠方からの来院ありがとうございました。