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REMEDIAL EXAMPLE

治療例

Case No.327

過蓋咬合治療例非抜歯(仮)

女性 40代 横浜市鶴見区

治療例 No. 335 過蓋咬合 最高の治療ができたと思います。

来院時の写真

気になっている点(主訴): 過蓋咬合、深い噛み合わせです。

上顎前歯はいわゆる差し歯になっています。下顎前歯が過萌出していて上顎の歯茎に食い込んでいます。また下顎右側第二大臼歯を失っています。第三大臼歯(親知らず)が確認できます。下顎前歯を正面写真から確認する事はできません。

レントゲン上に緑色の線を描かせてもらいました。それほど下顎前歯は過萌出しています。噛み合わせの深い方は上顎前歯には原因がなくて、大部分はこの下顎前歯の過萌出です。おそらく下顎前歯が最初に生えてくるためではないでしょうか?これをSpee(スピー、発見した人の名前) の湾曲と言います。正常咬合者にはSpeeのカーブはありません。0です。

治療中の写真

治療途中とリンガルブラケット除去時のレントゲンを示します。Speeの湾曲はほぼ0になりました。徹底的にレベリングをおこないました。患者様も協力的な方でした。下顎左下の隙間を閉じれば装置を外せます。

レントゲンから歯根吸収はありません。これだけ歯を動かしてもありませんでした。実はリンガルブラケットで治療していると歯根吸収を経験する事がありません。それはブラケットに入れられるワイヤーが細く力が強くない事に起因すると考えています。患者様にも矯正後のレントゲン写真をお見せして確認して頂いています。強い力を加えるのは危険ですね。アンカースクリュウには注意が要ると思います。私は使用していません。

さらに嬉しかったのは下顎右側第三大臼歯(親知らず)が第一大臼歯のところまで移動できた事です。これはすごいと自分で感心しています。当初移動は無理だと思っていました。今回は臼歯部の2歯だけ表側に装置を着けさせてもらいました。表、裏両方ともブラケットが着いています。

私史上最高のできだと思います。

DIAGNOSIS

院長 福井の診断ノート

診断名 : 過蓋咬合

過蓋咬合でした。原因は下口唇の圧力だと考えられます。口唇の圧力は大変個人差があります。しかも下口唇圧は歯並びに大きく影響します。治療は非抜歯でおこないました。

抜歯部位 : 非抜歯

治療に使用した装置 : リンガルブラケット舌側矯正(裏側矯正)

この治療に関して考えられるリスク(副作用)

リスクは歯根吸収でしたが、お示しさせて頂いたように起きていません。問題はありませんでした。これもリンガルブラケットの特徴だと思います。表側ほど強く太いワイヤーは使用しません。

治療期間 : 28か月

※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら          

FROM DOCTOR

担当医より

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