Case No.155
出っ歯治療例
男性 20代 茨城県水戸市
治療例No.164 すきっ歯 上顎前突(出っ歯)翼状捻転
来院時の写真
気になっている点(主訴): 出っ歯 正中離開 すきっ歯
上下の前歯に隙間が空いています。上顎前歯は突出していて上顎前突(出っ歯)の状態です。こういった場合はまずは隙間を閉じる事から行います。初めから歯を抜くと言う選択はしません。その後、再診断を行って必要があれば抜歯します。この患者様の場合は隙間を閉じただけでは出っ歯は治りませんでした。そこで上顎左右第一小臼歯を抜歯して前歯を内側に移動させることになりました。
どうでしょうか?外す直前の状態です。
治療中の写真
出っ歯は改善されました。水戸市から通院してくれました。通院間隔も1か月に1度とはいきませんでしたが最後まで頑張ってくれました。これからは保定装置をしっかり使用してもらいます。掲載に協力して頂いてありがとうございます。
今回もアンカースクリュウなどは使用していません。。
歯を抜く事以外の外科処置は行っていません。
装置を表側に着けることは決してありませんでした。
すべてが裏側からのアプローチで終わっています。
院長 福井の診断ノート
診断名 :
空隙歯列弓を伴った上顎前突
上下の前歯部に歯と歯の間に隙間がありました。空隙歯列弓と言います。さらに上顎前突でした。
抜歯部位 : 上顎両側第一小臼歯
治療に使用した装置 : リンガルブラケット
この治療に関して考えられるリスク(副作用)
すきっ歯は後戻りが起きやすい歯並びです。しっかりリテーナーを使用する必要があります。
治療期間 : 26か月
費用 : 費用 : 135万円~155万円(税込)
※費用については分割払いが可能です。詳しくはこちら
担当医より
空隙歯列弓は要注意です。でこぼこしていて排列する場所がない症例よりは難しいです。歯を排列させる場所があまっていても骨を除去する事はできません。まずは隙間を閉じて、そこでひとまず立ち止まって再診断します。その後に歯を上顎の小臼歯だけを抜歯して治療をおこないました。すべて裏側からリンガルブラケットによる矯正治療です。周囲の人には気づかれなかったはずです。